あの空の下で
そして今日は幸成と遊ぶ予定の日。



朝から張り切ってお弁当を作った。



幸成が嬉しそうに食べてくれるから、私まで嬉しくなっちゃって、遊ぶ日は毎回作ってる。




お昼前になり、優志が起きてきた。



「まま…。おはよう。
お腹すいたよー」


「おはよう。ご飯できてるから、着替えてきてね。」



優志は服を着替えに走って行った。




ガチャン、と音がして慎吾が帰ってきた。

「あれ?おかえり。
仕事はどうしたの?」



「着替え」


そう一言だけ言うと、慎吾はどかっとソファーに座りこんだ。




「ままー!!お兄ちゃん何時?」


慎吾に気づいていない優志は、リビングのドアを開けながら言った。


そしてすぐ慎吾に気づき、しまったという顔で私のほうをみた。


「あ…」



「おい優志。お兄ちゃんって誰?」




ズカズカと、無表情で優志に近づいていく。



「優志。ちょっとお二回上がってて。」



優志は、泣きそうな顔で頷き、慎吾の方を見ないで二回へと駆け上がった。



どうしよう…。


殴られる。



幸成の事、なんて説明すればいいんだろ…
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