あの空の下で
優志と風呂から上がると、もうすでに晩飯は出来上がっていた。
うまそー。さすが結衣だな。
「お風呂上がったの?
幸成、ありがとうね。
ご飯できてるよー。食べよう?」
結衣はご飯をテーブルに並べながら、笑顔で俺と優志に言った。
「わあ〜!!お腹すいた〜!!」
優志はすぐさま食べにかかった。
俺も優志の隣に座り、食べた。
そんな二人をみて、結衣はまた泣いていた。
「なんで泣くんだよ!!
結衣も早く食べなきゃ冷めるぞ。
うまいんだから、いっぱい食えよ!!」
「あはは…!!私が作ったんだけどね…!!」
泣きながら、笑いながら、三人で食べた。
今までで、一番旨い晩飯だった。