バナナちゃん
お別れ
次のは、きちんと目が覚めた。
朝食を食べて、部屋に戻りバナナを慎重に、持って剥いた。
油断すると潰れそうだったからだ。
バナナは完全に茶色になっていて目や口や鼻はわかりにくかった。
かすれ声で話す。
「負け犬になっちゃダメよ。
あ~それと美佳ちゃんは、まだ処女よ。
優しくしなさい痛がったらやめてあげてね。
ハァハァ出来たら高校まで待ってあげて欲しいけど。あなたの自由だから。その前に告白ね。
あ~それとこれが最後あなたが、これから大人になる二十歳になり三十歳になり四十歳になる今のように感受性は豊かではないかも知れないけど、結局同じよ。
いつも、悩んで苦しんで立ち上がる同じなのよ。
その時には剣道と同じ事なの。
自信を持って勝負しなさい。
死ぬまで勝負しなさい人間はそうじゃないとね。」