バナナちゃん

僕はバナナの話しを聞いた。

妙な説得力があるバナナは続けた。




「あとはね自信だけよ。

先生が最後のチャンスくれたわけよ。

応えなきゃ一生童貞じゃなかった一生負け犬よ。

もしも負けても負け方よ。

自信を持って打ち込んだら相手が格上って事もあるけど今まで、自信を持って打ち込んでないでしょう?

それって悔いが残るじゃない負けても自分を信じて負けるのと信じなさいで負けるのは、大きな違いじゃないかな?

自信を持って負けたらそれは、負け犬じゃないわよ。」




そのとおりだった今まで自信を持って打ち込んでなかった。


又負けるんじゃないかといつも不安になっていた。



そこを、相手に見破られていたような気がする。



剣道だけでなくて僕はいつも、肝心な所で自信がなかった。

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