Love♡LDK
案外早く見つかった。
モデルのChisaの部屋に満奈はいた。
アイツは嫌がってたけど、無理矢理605号室に連れて帰って来た。
そして今・・・、向かい合って座ってる状態。
気まずい・・・。
「玲愛と付き合ってたんだね・・・」
何から話そうか考えてた時、満奈が呟いた。
「違う。付き合ってなんか・・・」
「嘘だ。だって、今まで玲愛といたんでしょ?」
「だから違うっ・・・」
「何が違うのよっ!!」
満奈がヒステリックに叫んだ。
初めて聞いた、満奈の大声。
満奈は泣いていた。
潤んだ瞳に、不覚にも愛しいと思っちまう。
「あたしとのキスは・・・、遊びだったんでしょ?」
ドクンッ、と胸の奥が空っぽになったような気がした。
「好きな人がいるのに・・・、そんな事しないでっ!!」
その台詞を聞いて、俺は思わず満奈の腕を引いた。
そして、満奈を抱き締めた。
逃げないように、強く。