Love♡LDK
でも、どこかが違った。
笑顔のない顔。
冷たい瞳。
こんなの・・・、俺の知ってる満奈じゃない。
「流川さん」
ふと、彼女が俺を呼んだ。
距離が開いたような呼び方で。
そして満奈は、冷たい瞳のままこう言った。
「-----別れよう。さようなら」
それだけ言って満奈は部屋を出ていった。
視界が真っ暗になる。
バタン、と乾いた音が部屋中に木霊した。
嘘・・・だろ?
俺・・・、こんなにも満奈が大好きなのに。
愛してたのに。
なのに満奈は・・・、俺から離れて行ってしまった。
心にぽっかりと穴が開いた。
涙なんか、悲し過ぎて出なかった。