Love♡LDK

「あのな、はっきり言って余裕ないのは俺の方だ」
「そうかな?あたしじゃない?」
「いーや、俺だね」

こんな事で何、意地張ってるのやら・・・。

「お前はいつも可愛いから、俺は理性保つのに必死なんだよ・・・」

かっ・・・可愛い?

いつも?

ないないないない・・・。

「・・・俺様でも?」
「ああ」
「ふーん。俺様でもねぇ・・・」

いい事思いついた♪

食事中だけど・・・まぁ、いいよね。

「隼斗」
「何?・・・っ!・・・」

へっへーん!

してやったり!

案の定、隼斗は驚いた顔してる。

アイドルとは思えんぞ・・・。

あたし、隼斗にキスしてます。

しかもあたしが上から塞ぐような形で。

・・・恥ずかしいんですけどっ!

「満奈?何急に・・・」

あたふたしてる隼斗。

可愛いっ♪

「今日のあたしは余裕なの♪」
「・・・へぇ」

何よその返事っ!

いつもいつも思ってたけどさぁ・・・。

今日こそ実現させてやる!

「隼斗をメロメロ~にさせてやるんだからっ」
「・・・馬鹿」

また馬鹿って言われたぁ~・・・。

って、違う違う!

「その“馬鹿”も照れ隠しなの?」
「・・・っっ・・・」

およよ?

隼斗の顔は真っ赤っか。

大当たりぃ~!

「可愛い!」

今のあたし、輝いてない!?

最高のあたし様と進化してるよ!



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