Love♡LDK
(side満奈)

あの日から3日が立った。

相変わらず玲央はうるさい。

・・・あの日・・・、隼斗に“距離を置こう”と言われてから、彼の顔を一度も見ていない。

それと同時に、いつもの天然KYじゃない玲央も見なくなった。

「満奈ぁ~。お風呂一緒に入ろ?」
「・・・ごめん、無理」

玲央はあたし達の部屋に住み続けている。

この3日間で、あたしは玲央に何度も“好き”って言われた。

“俺の方が満奈を幸せに出来るよ?”

“満奈の事なんか、ぜーんぶ知ってるんだからっ”

“・・・大好き!だよ”

聞く度、心が苦しくなる。

聞く度、思い出すのは―――――。

“へぇ・・・。満奈ちゃん、そんなにいじめてもらいたいんだぁ~”

“はぁ・・・。満奈、超綺麗。マジで好き”

“俺も満奈しか考えらんない”

“・・・見んなし”

“まぁ、確かにキス魔かもしれねぇけど、満奈限定だから”

“もっと鳴いて?”

“・・・愛してる”

―――――隼斗だけ。

愛したいのも、愛されたいのも隼斗だけなの。

玲央には何度もそう言ってるんだけど・・・。

彼には効果がない。

ただ笑って、“大丈夫!そのうち俺しか考えられなくなるよ~”と返されるだけ。

そんな玲央に毎日悩まされる日々。

早く・・・玲央との事を終わらせて。

隼斗と一緒にいたい。

そう思うんだけど・・・。



“幼なじみ”


この言葉が、関係が、邪魔するの。

幼い頃からずっと一緒にいた玲央。

そんな彼を傷つけるなんて・・・。

あたしには出来ないよ・・・。

だって、玲央は。

あたしの大切な“幼なじみ”だから。

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