Love♡LDK

「ありがとう・・・」
『ライブどうだった?』

いつもより優しい声。

それがまた、あたしをドキドキさせるの。

「最高だった!もうね、明日が待ちきれないくらい」

そう言うと、電話の向こう側から笑い声が聞こえた。

『よかったな。楽しいだろ?』
「うんっ!」
『・・・つーかさ』

いきなり隼斗の声のトーンが変わった。

そして、

『早く帰って来い。・・・満奈が隣にいないと安心して寝れねぇんだよ』

甘い声でそう言われた。

耳元で聞こえるから、ドキッとしてしまう。

それって・・・。

あたし、愛されてるよね。

「うん。帰ったら添い寝してあげる」
『・・・それだけじゃ物足りねぇな』
「えっ!?」

一緒に寝るだけじゃダメ?

まぁ、あの二重人格俺様変態野郎の事だからなぁ・・・。

『まず抱き締めて、キスして、一緒に風呂入って。その後はベットの上でイチャイチャしような?』

ほぉら・・・。

いつものパターンじゃん。

・・・あたし認めてるし。

『思いっきり鳴かせてやるから。楽しみだね?』
「あたしは全然楽しみじゃないもん」
『じゃあリビングでヤる?』

抵抗してみたら、隼斗の楽しそうな声の返事が来た。

笑ってるんだろうけど、きっと黒いオーラが出てるよ・・・。

「嫌っ!」
『嫌ならシない』
「えっ・・・」

そりゃ、リビングではシたくないけど・・・。

ヤらないのはもっと嫌だ。

場所の問題だよ!

「ベットで・・・シよ?」
『・・・っ・・・』

・・・もう、恥ずかしいっ!

多分、あたしの顔は真っ赤。

『お前・・・他の男の前でそんな事言うなよ!?』

あれ・・・?

隼斗、焦ってる?

< 340 / 776 >

この作品をシェア

pagetop