Love♡LDK
（side隼斗）

｢ただいま・・・｣

夕方、満奈が疲れた様な顔をして帰って来た。

｢おかえり。・・・うおっ！？｣

満奈がいきなり抱きついて来た。

俺の胸に顔をスリスリしてくる。

可愛い・・・。

そんな満奈の背中に手を回した。

｢どした？｣
｢んー、あのね・・・｣

パッと顔を上げた。

｢海老名春輝くんがやたらあたしにくっついて来て・・・｣

はっ！？

海老名春輝って・・・あの俳優の？

あぁ・・・。

映画で共演するってこの前言ってたな・・・。

まさか、満奈に気があるとか！？

許せねぇ・・・。

｢メアドと呼び名の事、許して？｣
｢はっ？メアドと呼び名？｣
｢うん・・・。メアド登録して、くん付けで呼べって言われちゃった・・・｣

申し訳なさそうな顔をする満奈。

｢アイツの事は何とも思ってないんだろ？｣
｢うん・・・｣
｢じゃあいい｣

また・・・取られそうになったりしないよな？

あのドラマの時みたいに、肌まで重ねる関係になってもらっちゃあ困る。

もう満奈を離したくない。

そんな思いを込めて、満奈をギュッと強く抱きしめた。

｢隼斗？｣

不意に名を呼ばれる。

｢何？｣

満奈と視線を合わせた。

すると。

―――――チュッ

｢・・・んんっ！｣

満奈から唇を重ねて来た。

しかも、舌まで入れてきて・・・。

どうした満奈！？
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