Love♡LDK

12時ころ。

―――――♪~♪~

満奈を抱き締めてテレビを見てたら、ケータイが鳴った。

・・・ちっ。

邪魔すんなよな・・・。

しかも、俺のケータイだし!

んだよいったい・・・。

少々不機嫌になりながらもケータイを手にとった。

ディスプレイには、俺のマネージャーの名前。

「もしもし?」
『隼斗?実は急に仕事が入って・・・』
「はぁっ!?」

急に仕事が入っただぁ!?

「いつよ?」

マネージャーには素で接する。

『今日の17時から、CUBEの雑誌の撮影』

雑誌?

しかもCUBEって・・・。

女物の雑誌じゃねぇか。

何だ?

「内容は?」
『詳しくは分からない・・・。とにかく!16時過ぎには迎えに行くから』

それだけを言って、電話を切られてしまった。

聞こえるのは機械音だけ。

「どうしたの?」
「・・・仕事入った」
「急に?」
「あぁ・・・」

ちくしょう・・・っ!

満奈とのイチャイチャタイムがぁ!

・・・仕方ねぇ。

仕事は仕事だ。

こうなったら・・・。

「満奈」

と、彼女の名を呼んで、

―――――チュッ

軽めのキスをした。

「12時10分か・・・。4時間くらいはラブラブできるな♪」
「えぇっ!?・・・んっ・・・」

時間まで満奈に触ってよう。

再び満奈の甘い声が響いたとは・・・言うまでもない。

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