Love♡LDK
(side隼斗)

欲求不満・・・。

あの満奈が!?

ヤろうとする度若干拒否る満奈が?

“もっと俺が欲しい”なんて・・・。

ちょっとびっくりした。

「満奈ってさ、ああ見えて結構大胆なんだよ」

Nanaが笑いながら言った。

「・・・これじゃあクリスマスプレゼントにならないね」

Chisaも苦笑い。

んまぁ、参考にはなった・・・か?

今度からは、満奈の意見も取り入れてみます・・・。

「あっ!」

不意に、Nanaが何かを思いついたような顔をした。

「満奈ねー、夜景の見えるホテルで食事がしたいって言ってたよ」
「夜景の見えるホテル・・・ですか?」
「うん」

夜景かぁ・・・。

母さんに頼めば何とかなるかもな。

「この前3人で雑誌の“デート特集”のところ見てたんだ」
「そしたら満奈が“ここいいっ!”って指差したのが、これ」

雑誌を持ってきたChisa。

そして、そのページを開いてくれた。

受け取って読んでみる。

“美しい夜景を見ながらディナーはいかが?”

という見出し。

その下を見て、俺は目を輝かせた。

“ホテルきさらぎ”

母さんのホテルだ!

へぇー。

こんな夜景が見えんのか。

「ありがとうございます、Chisaさん、Nanaさん」
「いいえ。楽しんできてね♪」
「もちろん夜もね~♪」

俺は礼を言って部屋を出た。

そしてすぐさま母さんに電話。

「あっ、俺だけど。あのさ・・・」

満奈には内緒。



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