Love♡LDK
午前9時。
―――ピンポーン
家のチャイムが鳴った。
「はぁーい」
多分、千咲だろうな。
返事をして、玄関に向かう。
―――ガチャッ
ドアを開けた。
「いらっしゃ・・・い?」
「やっほー、満奈」
びっくりした。
だって、そこにいたのは千咲だけではなかった。
「久しぶりだね!元気?」
「あ・・・ゆ、み?」
「うん、そうだよ」
中学時代、1番中良かった友達。
一之宮歩美も、一緒にいた。
今は別の高校なんだけど。
歩美もSuperStarのファンで、よく一緒に話してた。
懐かしいなぁ・・・。
「まぁ、入って入って!」
「「お邪魔しまーす」」
とりあえず2人を中に入れた。
今日はお父さんもお母さんもいない。
朝比奈学園に通うのは明後日からだし。
柳雅也に会うのは明日。
それ以降は、会社の経営についても学んでいかなきゃいけない。
今日しかゆっくりする暇はない。
だから、2人といろんな事話そっと。
あたしの部屋に招いた。
「わぁー、変わってないね」
「2年はこの家に住んでなかったからね」
声を上げたのは歩美。
千咲は、不思議そうな顔をしてた。
「そういや何で満奈は実家にいるわけ?」
「あたし、如月辞めたんだ」
「えっ!?」
そう言うと、千咲も歩美も驚いた顔を見せた。