Love♡LDK

俺は疲れていたのだろうか。

シャワーを浴びた後、すぐにベットで寝てしまった。

そして―――。





「隼斗っ・・・」

どこかから、俺を呼ぶ声がした。

その声は、愛しい人のモノで―――。

俺は辺りを見回した。

すると、俺の後ろに。





―――ウェディングドレスを着た、満奈がいた。





「満奈っ!」
「隼斗・・・」

俺は満奈の元に駆け寄った。

腕を引き、彼女を抱き締める。

ドレスの事はお構いなしに。

「すげぇ会いたかった・・・」
「隼斗・・・」

さっきから満奈は、俺の名前しか呼ばない。

でも今は、それだけで十分だった。

「何でそんなの着てんだ?」

俺は疑問を口にした。

すると、満奈は―――。

俺の胸板を両手で押し、

「離してっ・・・」

小さな声で、そう言った。

「はっ・・・!?」

びっくりする俺。

拒否られた事が、凄く悲しかった。

でも、それ以上に―――。





「あたし、柳さんと婚約するから」





その言葉が深く、胸に突き刺さった。
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