Love♡LDK
「今日、桜井先輩に会って来たんです」
華園が?
満奈、に?
会った・・・?
「どこで会ったんだよ?アイツは今何してんだよっ!」
嘘だ。
嘘だ。
満奈が、俺の事を嫌いになるなんて・・・。
“あたしの頭の中、隼斗でいっぱいだよ・・・”
ずっと俺らは相思相愛でいられると思ってた。
満奈は、俺の事を・・・。
もう、好きじゃないなんて・・・。
嘘だとしか思えない。
華園はただ、勝ち誇ったように笑っているだけだった。
俺だって会いてぇよ・・・。
会って今すぐ抱き締めたい。
手放したくねぇのに・・・。
「もう、桜井先輩の心に隼斗先輩はいないんですよ?」
―――プチッ
その言葉に・・・何かが切れた様な気がした。
「だから・・・私のモノになってください」
ふざけんじゃねぇ・・・。
「私、隼斗先輩じゃないとダメなんです」
「じゃあ俺と一緒だな」
「えっ?」
俺がそう言うと、華園は嬉しそうに笑った。
そう、俺も同じだ。
「俺も、満奈じゃないとダメだから」
過去も。
現在も。
そして未来も。
例えアイツが俺を想っていないとしても。
俺はお前だけを、
“愛してる”