Love♡LDK
届けられない想い
(side満奈)
いつもと同じ生活。
いつもと変わらない日常。
ずっと変わらないと思ってた。
彼が、あんな事を言うまでは―――。
「おはよっ、満奈♪」
朝。
彼の声で目を覚ます。
「おはよう、雅也」
あたしは笑顔を作り、雅也に向けた。
同じベットに入っているあたし達。
・・・別に好きでこんな事してるわけじゃない。
あの日みたいに抱かれるよりは全然マシだと思っただけ。
“満奈、一緒に住もう”
抱かれたあの日。
雅也にそう言われた。
口調は優しかったけど・・・目は嫉妬の色に染まってた。
怖くて、“嫌だ”なんて言えなくて。
“・・・はい”
あたしはそう返事した。
そして・・・今。
あたしと雅也の両親がお金を出し合って買ってくれた家に、2人で住んでいる。
あと・・・もう1つ変わった事。
呼び方を“柳さん”から“雅也”に変えた。
これ以上、彼の機嫌を損ねないように。
抱かれないように。
好きなんかじゃない。
家族のために、会社のために、貴方と婚約するだけであって。
好きになるつもりもない。
愛するつもりもない。
「満奈・・・好きだよ」
想いに答えるつもりもない。
結婚なんか・・・。
“満奈っ”
思い出す、彼の声。
隼斗以外と、したくないよ・・・。
いつもと同じ生活。
いつもと変わらない日常。
ずっと変わらないと思ってた。
彼が、あんな事を言うまでは―――。
「おはよっ、満奈♪」
朝。
彼の声で目を覚ます。
「おはよう、雅也」
あたしは笑顔を作り、雅也に向けた。
同じベットに入っているあたし達。
・・・別に好きでこんな事してるわけじゃない。
あの日みたいに抱かれるよりは全然マシだと思っただけ。
“満奈、一緒に住もう”
抱かれたあの日。
雅也にそう言われた。
口調は優しかったけど・・・目は嫉妬の色に染まってた。
怖くて、“嫌だ”なんて言えなくて。
“・・・はい”
あたしはそう返事した。
そして・・・今。
あたしと雅也の両親がお金を出し合って買ってくれた家に、2人で住んでいる。
あと・・・もう1つ変わった事。
呼び方を“柳さん”から“雅也”に変えた。
これ以上、彼の機嫌を損ねないように。
抱かれないように。
好きなんかじゃない。
家族のために、会社のために、貴方と婚約するだけであって。
好きになるつもりもない。
愛するつもりもない。
「満奈・・・好きだよ」
想いに答えるつもりもない。
結婚なんか・・・。
“満奈っ”
思い出す、彼の声。
隼斗以外と、したくないよ・・・。