Love♡LDK
(side雅也)

カレンダーを見つめた。

1番上にある9月のカレンダーを捲った。

2枚目の紙から・・・“10月15日”の日付を見つけた。

「これでようやく・・・満奈は俺のモノ・・・」

ニヤけるのを抑える事が出来なかった。

その日は、婚約発表会の日。

“10月15日”の所に、赤丸を付けた。

満奈・・・。

満奈・・・。





これでもう、ずっと一緒だね・・・。





嬉しくてたまらない。

初めて会った時から、ずっと満奈だけを想って来た。

でも、なかなか手に入らなくて・・・。

おまけに、ある男の存在が邪魔で仕方なかった。

・・・しかし、今は違う。

満奈はもう、俺のモノだ―――。





・・・そう言えば。

アイツは死ななかったみたいだな。

「ちっ」

舌打ちをした。

さっさと消えてくれればいいものの・・・。

そのせいで、満奈はお前に会いに行っちゃったし。

もう満奈は俺のだから、近づかないで欲しかったんだけど。

・・・まぁ、いいや。

どうせ満奈は近々、“柳満奈”となり、俺の“奥さん”になるんだから。

お前はただ黙って、満奈が俺のモノになる瞬間を指くわえて見てろ。





―――なぁ、流川隼斗?

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