Love♡LDK

無意識に、虹のネックレスを見つめた。

すると―――、





“別れよう”





不意に、そんな言葉を思い出した。

そして―――、

“あたしも、隼斗くんが好きだよ”

“今日は・・・、ずっと隼斗とこうしてたいな・・・”

“誘ってなんかないし!”

“ふふっ・・・、顔真っ赤”

“隼斗の馬鹿ぁ・・・”

“あたしだって、シたいよ・・・”

“二重人格俺様変態野郎”

“はい、あ~ん・・・”

“じゃあ隼斗は王子様だね”

“わぁ~!綺麗だねっ!”

“キスしよ?”

“あんまりさ、あたしをドキドキさせるような事言わないでよ・・・”





“愛してるよ、隼斗”





一気に蘇って来た、いつかの記憶。

それは全て、満奈の言葉で。

満奈の行動で。

満奈の記憶で―――。

・・・そうだ。

このネックレスは、別れた時に見つけたモノだ。

そう・・・。

俺は出会ったときからアイツが好きで。

アイツが自分のモノになった瞬間、たまらなく嬉しくて。

可愛くて、愛おしくて。

手放したくないほど、愛してた。

・・・いいや、今でも愛してる。





俺・・・。

全部、思い出した。

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