Love♡LDK
(side満奈)
いよいよ、この時が来た。
10月15日。
今日は、雅也の誕生日であり、
彼との婚約発表会の日―――。
朝から気分が重かった。
だけど・・・笑ってなきゃいけない。
会場となるグランドホテルギャラクシーに、あたしはいる。
そこの控室で1人、ため息をついていた。
すると、
―――コンコン
誰かがドアをノックした。
「はい、どうぞ」
あたしがそう促すと、
―――ガチャッ
ドアが開いた。
「満奈様、お支度をしましょう」
中に入って来たのは、2人の女性だった。
時計を見ると、10時を指していた。
あと、1時間か・・・。
「分かりました」
そう言って、化粧台の前に座った。
1人の女性がテキパキと化粧をしてくれる。
あぁ・・・。
あともう少しか。
あたしが、“桜井満奈”が。
柳雅也のモノになってしまう瞬間まで―――。
いよいよ、この時が来た。
10月15日。
今日は、雅也の誕生日であり、
彼との婚約発表会の日―――。
朝から気分が重かった。
だけど・・・笑ってなきゃいけない。
会場となるグランドホテルギャラクシーに、あたしはいる。
そこの控室で1人、ため息をついていた。
すると、
―――コンコン
誰かがドアをノックした。
「はい、どうぞ」
あたしがそう促すと、
―――ガチャッ
ドアが開いた。
「満奈様、お支度をしましょう」
中に入って来たのは、2人の女性だった。
時計を見ると、10時を指していた。
あと、1時間か・・・。
「分かりました」
そう言って、化粧台の前に座った。
1人の女性がテキパキと化粧をしてくれる。
あぁ・・・。
あともう少しか。
あたしが、“桜井満奈”が。
柳雅也のモノになってしまう瞬間まで―――。