Love♡LDK

お父さんは、隣のお母さんを見つめた。

頷くお母さん。

それを確認してから、お父さんはまたあたしを見た。

「満奈」
「は、い・・・」

緊張してきたぁ・・・っ!





「アイドル、やりなさい」





穏やかな笑顔で。

お父さんはそう言った。

嘘・・・。

いいの?

あたし・・・、Rainbowに帰れるの?

「ホントに・・・?」

涙が零れた。

「あぁ」

だって、嬉し過ぎる。

きっとあたし、ずっと待っていたんだと思う。

お父さんとお母さんからの、その言葉を・・・。

「しかし」

今度は厳しい顔をするお父さん。

自然と、あたしの背筋も伸びた。

「条件がある」

条件・・・?

何だろう?

「一つ目は、何が何でも芸能界を辞めない事」

一つ目?

って事はまだあるの!?

でも・・・それは守れるよ。

あたし、アイドルも女優も頑張って見せるよ。

「二つ目は・・・」

そう言った後、お父さんはチラッと隼斗の方を見た。

何々?

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