Love♡LDK

「んんっ!?」

驚きの表情を見せる満奈。

そんな顔も愛おしい。

何度も角度を変えて。

舌を絡ませて。

夢中でキスを繰り返した。

初めは抵抗していた満奈だったけど、次第に目を閉じていった。

「・・・んっ・・・」

満奈から甘い吐息が零れる。

幸せだ。

こうして、満奈と一緒にいられて。

あの時の姉貴の電話と、満奈のメッセージがなかったら。

今の俺らは、いなかったかもしれない・・・。

そう思うと、2人に感謝だな。

ありがとな・・・。

ゆっくりと唇を離した。

「はぁっ・・・。酸素酸素」

手をパタパタを振り、息を吸いこんでいる満奈。

赤く染まってる頬。

誘ってるのかと疑ってしまうくらい、綺麗に色づいた肌。

「隼斗?」

潤んだ瞳に、上目遣い。

全てに対し、俺の心臓はドキドキしてしまう。

俺、重症だな・・・。

可愛すぎる。

好き過ぎる。

愛おし過ぎる。

―――ギュッ

今度は正面から、優しく抱き締めた。

背中に満奈の腕が回る。

「ねぇ」
「ん?」

満奈が俺の胸に顔を埋めたまま話しかけて来た。

「嘘だから」

はっ!?

何が?

「さっき言った事、嘘だから」

満奈さん、意味不明なんですけど。

< 705 / 776 >

この作品をシェア

pagetop