Love♡LDK

一緒にいたかったのに。

一緒に卒業したかったのに。

そう思ってたのは、俺だけ?

悲しい。

ムカつく。

イラつく。

「俺に触れられたくないんなら、最初からそう言えよ」

満奈にそう吐き捨て、俺は部屋を出た。





何なんだよ・・・。

ちっきしょう・・・。

ズカズカと廊下を歩く。

下の階の奴らには迷惑かもしれない。

でも、そんな事は今は考えられなかった。

俺は満奈が好きだ。

満奈だけが好きだ。

過去も、今も、未来も。

お前だけしか愛せないのに・・・。

満奈は違ったのかよ。

イライラが頂点に達した。

その時。

「隼斗っ!」

愛おしい、その声が聞こえた。

それと同時に、

―――ギュッ

背中に愛おしい温もりを感じた。

今、イライラしてる原因は俺の背中に抱きついてる奴なのに。

“離したくない”

今は話したくないのに。

“期待”

やっぱり俺には、満奈しかいない。

「・・・ごめんね」

後ろから、そんな言葉が聞こえた。

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