Love♡LDK

満奈を起こし、その華奢な身体に抱きついた。

テスト勉強で触れられなくて。

やっとテストが終わったと思ったら今度は番組ロケで会えなくて。

マジ地獄だった・・・。

満奈の肩に顔を埋める。

すると満奈は、黙って俺の頭を撫でた。

一定のリズムが心地いい。

「お疲れ様」

満奈の声に、安心する。

この体温も、この柔らかさも。

抱き締める度、“俺の帰る場所はここなんだ”って実感する。

胸がムズムズする。

「満奈好き~。マジ好き」
「へっ!?」

満奈から返って来たのは、裏返った声だった。

「めっちゃ好き。世界で1番好き」
「どっ、どうしたの?隼斗・・・」

焦ってる。

可愛いな~。

「満奈は俺の事好き?」
「うっ、うん・・・」

顔を上げ、満奈の顔を見つめながらそう尋ねた。

案の定、満奈の顔は真っ赤だった。

今日の俺、壊れてる。

でもまぁ、たまにはいいか。

いつもは満奈が甘えてるからな。

たまには俺が甘えてやる。

「キスして」
「目、閉じて・・・」
「ん」

言われた通りに目を閉じると、唇に柔らかい感触。

あー、もうキスだけじゃ足りないかも。

満奈が可愛すぎる。

俺って、親馬鹿ならぬ、彼女馬鹿?

「今日の隼斗、甘えん坊だね」
「嫌か?」
「なんかくすぐったい感じ・・・」
「たまにはいいだろ?」
「・・・ふふっ」

おい。

何だよ、その間を笑いは。

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