Love♡LDK

それは、嬉しい約束。

「迎えに行くから」
「・・・うん」

力強い隼斗の言葉。

やっぱり安心する。

あたし、この人の彼女でよかった。

この人の隣にいられて、ホントによかった。

「ってのはまだ前座な」
「へっ?」

前座?

何じゃそりゃ。

「ここからが本番な」
「う、・・・ん?」

本番って何?

意味が分からない。

「俺らは、2回も別れた。しかも俺は満奈の記憶を失くした」

何を言い出すのかと思えば・・・。

切り出しはあたし達の過去だった。

あたしは黙って隼斗の話を聞いていた。

「でも・・・こうしてまた満奈と一緒にいられるのは、やっぱり満奈が好きだからだなって思った」

うん・・・。

あたしもそう思うよ。

隼斗がいないと、辛くて悲しくて、苦しい。

「それはきっと、いや、絶対に。この先も変わらねぇから」

あたしも同じ。

この先もずっと、隼斗が好きだよ。

「まだまだ子供な俺だけど、ずっとずっと満奈と一緒にいたい」

あたしも隼斗と一緒にいたい。

“ずっと”は、1年2年じゃない。

10年、20年・・・いや、永遠に。

隼斗と一緒にいたいの。

距離はあっても、心だけでも。

貴方のそばにいたい。


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