Love♡LDK

「いつか俺の夢が叶って、満奈を迎えに行った時・・・」

そこで一旦区切られた言葉。

目を閉じ、大きく深呼吸をした隼斗。

心臓が止まらない。

だって・・・だって。

隼斗が今から、何を言おうとしてるのかが、

「満奈。いや、桜井満奈さん」
「はい・・・」

分かってしまったから。

目を開いた隼斗。

もう、隼斗から目が離せない。

「一生、桜井満奈を愛し抜きます」

ドキドキが止まらない。

このまま倒れてしまいそう。

「だから・・・」

あたし、幸せすぎる。







「俺と結婚してください」







息が止まりそう。

隼斗はそう言って、頭を下げた。

これは夢でも、幻でもないよね?

現実だよね?

涙が零れた。

それは止まる事を知らず、あたしの頬を濡らす。

隼斗が言ってくれた言葉は、幸せすぎる“永遠の約束”。

あたし、幸せになっていいんだよね。

あたし、この人についていっていいんだよね。





「・・・はい」

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