Love♡LDK

「エプロン姿、やべぇんだけど」
「はい?」

そう言われ、すかさず自分の姿をチェックする。

オレンジ色にピンクのハートがちりばめられたエプロン。

これのどこがヤバいの?

隼斗くんは今まで座ってたソファから立ち上がり、キッチンまで来た。

「どうしたの?・・・ひゃ!」

そして、後ろから抱き締められた。

この姿・・・、隼斗くんファンに見られたら絶対殺される・・・。

「いい?」
「えっ?何を?」
「キス」
「はぁぁ!?」

何言ってんの?

ダメに決まってんじゃん!

そう言いたかったのに・・・。

言う前に塞がれた唇。

3度目のキス。

これって、何のキスなのかな・・・?

そんな考えが頭をよぎる。

あたし、遊ばれてるの?

だとしたら悲しい。

好きだからキスしてくれるの?

だとしたら凄く嬉しい。


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