愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々 2〜
亜希が鼻息荒く怒りの
表情で答えた。
そしてオレにもっと近くに
来るよう手招きして、
「陵もなんか言ってやって。
さっきから風見の言うこと
なんて気にするなって
言ってるんだけど、この
調子でさ……」
指差す先で、あんずが
ズズッと鼻をすする。
(オレと別れた後に、そんな
ことがあったなんて……)
――知らなかった。
じゃあ風見のよけいな
言葉のせいで、あんずは
さらに傷ついて――きっと
その後は、ずっと泣いて
たんだろう。
_
表情で答えた。
そしてオレにもっと近くに
来るよう手招きして、
「陵もなんか言ってやって。
さっきから風見の言うこと
なんて気にするなって
言ってるんだけど、この
調子でさ……」
指差す先で、あんずが
ズズッと鼻をすする。
(オレと別れた後に、そんな
ことがあったなんて……)
――知らなかった。
じゃあ風見のよけいな
言葉のせいで、あんずは
さらに傷ついて――きっと
その後は、ずっと泣いて
たんだろう。
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