愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々 2〜
いつもどおりの明るい口調で、
たぁくんがメールの内容に
触れてくれる。



あたしはベッドに座って
ブランケットを膝にかけ、
話し込む体勢を整えつつ、



「うん。美味しくできたの!

甘さ控えめだから、きっと
たぁくんも食べやすいと思う!」



『へぇ、そりゃいいなぁ。

んで、今度はそれをオレ
だけのために、あんずが
一人で焼いてくれんのか?』



「ウ、ウン。

土日とか会えたら……
持って行こうかなぁって」



なんか『デートしたい』
ってねだってるみたいで、
ちょっと恥ずかしいけど。


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