愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々 2〜
でもたぁくんは、すぐに
機械越しでもわかる快活な
声で笑って、答えてくれた。



『そんな嬉しいこと言われ
たら、先約があったって
空けんに決まってんじゃん♪

会おうよ週末。午後から
なら、どっちでもいいよ』



「ほんとっ!?」



……あ、やだ。思いっきり
声が弾んじゃった。

舞い上がってるのバレバレ



案の定、たぁくんはクスッ
と笑いを漏らしながら、



『ああ。――土曜か日曜、
どっちがいい?』



「ん……じゃあ土曜」



まだちょっと恥ずかしい
けど、素直に答える。


_
< 19 / 138 >

この作品をシェア

pagetop