愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々 2〜
尋ねると、あんずはギクッ
と強張った笑みを浮かべる。
「あ、たいしたことないよ。
気にしないで」
「たいしたことなくても
気になる。
ごまかさないの」
「うぅ……。
……ミトンするの忘れて
オーブン開けちゃって、
やけどしたの……」
「なにぃぃ〜っ!?」
天板素手で触ったってか?
この白魚のような手に
やけどって、勘弁して
くれよオイ。
「大丈夫なのかよ?」
「大丈夫だってば。
すぐに冷やしたから……」
_
と強張った笑みを浮かべる。
「あ、たいしたことないよ。
気にしないで」
「たいしたことなくても
気になる。
ごまかさないの」
「うぅ……。
……ミトンするの忘れて
オーブン開けちゃって、
やけどしたの……」
「なにぃぃ〜っ!?」
天板素手で触ったってか?
この白魚のような手に
やけどって、勘弁して
くれよオイ。
「大丈夫なのかよ?」
「大丈夫だってば。
すぐに冷やしたから……」
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