愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々 2〜
その掌のスベスベした
柔らかい手触りが、また
ドキッと心をくすぐった。
……落ち着け、オレ。
いつまでも動揺してる
場合じゃねーぞ。
うるさい鼓動を何とか
抑えて、いつものように
手を繋ぎ、電車に乗って
移動する。
あんずは前からここの
ウサギ園に行きたいって
言ってたから、まずそこに
行って、色んな品種の
ウサギを見て回って……。
「見て見て、あの子、耳が
垂れててすっごいかわいい
よぉ〜
やぁん、触りたいぃ!」
「そっと行ってみようぜ。
逃げられないように、ホラ……」
_
柔らかい手触りが、また
ドキッと心をくすぐった。
……落ち着け、オレ。
いつまでも動揺してる
場合じゃねーぞ。
うるさい鼓動を何とか
抑えて、いつものように
手を繋ぎ、電車に乗って
移動する。
あんずは前からここの
ウサギ園に行きたいって
言ってたから、まずそこに
行って、色んな品種の
ウサギを見て回って……。
「見て見て、あの子、耳が
垂れててすっごいかわいい
よぉ〜
やぁん、触りたいぃ!」
「そっと行ってみようぜ。
逃げられないように、ホラ……」
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