愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々 2〜
(とは言っても、今だって
暗くてほとんど見えないけど)
なんかちょっと、残念だな。
降り注ぐ星の光は神秘的
だけど――たぁくんの顔、
ハッキリ見たい。
「あんず――…」
そんなことを考えてたら、
繋いでるたぁくんの腕が
急に動いてビックリした。
何をするのかと思ったら、
たぁくんはあたしの手を
引いて、自分の体に近づける。
そして掌を開かせると、
それをピタリと自分の胸に
当てて、
「……とか言って、実は
オレも、相当ドキドキ
してたりして」
_
暗くてほとんど見えないけど)
なんかちょっと、残念だな。
降り注ぐ星の光は神秘的
だけど――たぁくんの顔、
ハッキリ見たい。
「あんず――…」
そんなことを考えてたら、
繋いでるたぁくんの腕が
急に動いてビックリした。
何をするのかと思ったら、
たぁくんはあたしの手を
引いて、自分の体に近づける。
そして掌を開かせると、
それをピタリと自分の胸に
当てて、
「……とか言って、実は
オレも、相当ドキドキ
してたりして」
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