愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々 2〜
「…………っ!」
ギクッとして、つい一瞬
言葉に詰まった。
だけどすぐに我に返り、
唇を尖らせて反論する。
「……べ、別に浮ついて
なんかねーよ」
「嘘をつけ。
親には言えないようなこと
なのか?」
「うっせーな! こんな
時だけ親父ヅラすんじゃ――」
『ねーよ!』と叫ぼうと
したのを遮って、軽やかな
声が響いたのはその時だ。
「伯父さん、それはきっと
恋をしてるからだよ。
――なぁ、陵?」
「――――っ!?」
ギョッとして、声のした
方向――入口の所に立ってる
ソイツを、ギロッと睨み
つけるオレ。
_
ギクッとして、つい一瞬
言葉に詰まった。
だけどすぐに我に返り、
唇を尖らせて反論する。
「……べ、別に浮ついて
なんかねーよ」
「嘘をつけ。
親には言えないようなこと
なのか?」
「うっせーな! こんな
時だけ親父ヅラすんじゃ――」
『ねーよ!』と叫ぼうと
したのを遮って、軽やかな
声が響いたのはその時だ。
「伯父さん、それはきっと
恋をしてるからだよ。
――なぁ、陵?」
「――――っ!?」
ギョッとして、声のした
方向――入口の所に立ってる
ソイツを、ギロッと睨み
つけるオレ。
_