愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々 2〜
そんな気持ちを込めて
ジッと見つめたら、陵は
困ったような表情をした。
そして小さなため息と共に、
あたしからスッと視線を
そらして、
「そういうふうに見えたん
だったら――ゴメン、謝るよ。
ちょっと親と喧嘩したんだ。
ホントにたいしたこと
ないんだけど、知らない
うちに態度に出てたのかな」
「親と、喧嘩――?」
「うん」
陵はそう言って頷いたけど、
喧嘩の内容には触れようと
しない。
それどころか、この話は
もうおしまいとばかりに
急に声を大きくして、
_
ジッと見つめたら、陵は
困ったような表情をした。
そして小さなため息と共に、
あたしからスッと視線を
そらして、
「そういうふうに見えたん
だったら――ゴメン、謝るよ。
ちょっと親と喧嘩したんだ。
ホントにたいしたこと
ないんだけど、知らない
うちに態度に出てたのかな」
「親と、喧嘩――?」
「うん」
陵はそう言って頷いたけど、
喧嘩の内容には触れようと
しない。
それどころか、この話は
もうおしまいとばかりに
急に声を大きくして、
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