愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々 2〜
オレは思わずチッと舌打ちする。



「……よく言うぜ。

元はと言えば、全部お前の
せいじゃねーか」




――今は5時間目の授業を
行ってる時間。



だけどどうにもムシャクシャ
してならなかったオレは、
腹痛のふりして一人で
保健室に来てた。



ふざけたここの主の一言の
せいでこんなことになってんだ、
これくらいの仕返しは
したっていいはずだ。



「おいおい、いつも言ってる
けど、その服着て地声で
話すのはやめろよ」



「うっせーな、いいだろ。

授業中なんだから誰も
来やしねーじゃん」


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