愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々 2〜
悟も椅子をキイッと
鳴らして体を回し、あらぬ
方向に視線をさ迷わせる。
だけど短い沈黙の後、
静かな声で、
「……ま、お前はこういう
選択をしたんだから。
今のままでいいと思うなら、
せいぜい伯父さんに怒られ
ない舞を披露しろよ」
と、ついでのように言った。
「――ンだよ。なんか
引っかかる言い方だな?」
「そうか?
けど、そーゆーことだろうが」
父さんが納得しない状態
なら、ばぁちゃんにオレと
あんずの交際を認めるのを
撤回させるかもしれない。
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鳴らして体を回し、あらぬ
方向に視線をさ迷わせる。
だけど短い沈黙の後、
静かな声で、
「……ま、お前はこういう
選択をしたんだから。
今のままでいいと思うなら、
せいぜい伯父さんに怒られ
ない舞を披露しろよ」
と、ついでのように言った。
「――ンだよ。なんか
引っかかる言い方だな?」
「そうか?
けど、そーゆーことだろうが」
父さんが納得しない状態
なら、ばぁちゃんにオレと
あんずの交際を認めるのを
撤回させるかもしれない。
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