愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々 2〜
落ち込みかける心を止め
ようと、必死でそう自分
自身に言い聞かせる。
『……どうしたあんず?
黙り込んで』
「あ、な、何でもないよ!」
『そっか?
……週末には、また会おう。
どっか行きたいとこない?』
いつもどおりの優しい声で、
気さくに尋ねてくれるたぁくん。
最初の元気のなさも、今は
もう感じない。
普段どおりの……おかしい
ところなんて何もない、
たぁくんだ。
――きっとあたしがこんな
つまんないこと考えてる
なんて、気づいてもない――。
_
ようと、必死でそう自分
自身に言い聞かせる。
『……どうしたあんず?
黙り込んで』
「あ、な、何でもないよ!」
『そっか?
……週末には、また会おう。
どっか行きたいとこない?』
いつもどおりの優しい声で、
気さくに尋ねてくれるたぁくん。
最初の元気のなさも、今は
もう感じない。
普段どおりの……おかしい
ところなんて何もない、
たぁくんだ。
――きっとあたしがこんな
つまんないこと考えてる
なんて、気づいてもない――。
_