アニメラブ
「コイツ、あんな手紙で一人で来るとか、マジ予想外で笑えるんだけどっ」
「まさかとは思ってたけど、ほんとに来るとはね~~っ」
ナミって人が、私の目の前まで来た
「あんた、七瀬に近づいてマジなんなの?」
「え、」
「うちらの七瀬に、近づいてんじゃねーよっ!」
「…、」
「アニメヲタクは、二次元に恋してろよっ!なんで現実の、しかもあんなイケメンに、手出そうとしてんだよ!」
恋・・・?
「ち、違いますっ!恋じゃないですっ!」
「はぁ?」
「七瀬くんは、ただの…友達です」
「はぁ?友達って、お前よくその面でそんなこと言えるよな!」
「…恋じゃないです」
「うるせーんだよっ!」
パシンッ
「っ…」
い、痛い…
「恋じゃないとか言い訳してんじゃねーよっ!」
「とにかく、お前が七瀬の周りうろつくのは許せねぇんだよっ!」
なにそれ…
「私が可愛ければ、綺麗で誰もが認める美少女だったら、あなたたちは認めてくれるんですか…?」
「認めるわけねぇだろっ!」
「うぜーんだよっ!」
「とにかく、お前が七瀬に近づかないなら、イジメやめてやるよ?」
ナミが、笑いながらそう言ってきた