アニメラブ
その後すぐに、やるせない顔で彼女たちは去っていった
「…原丸、ごめん」
「た、助けてくれて…ありがとう」
「頬、アイツらにやられたの!?」
「え、いや…あの」
ど、どうしよう
あの人たちにやられたって言ったら、七瀬くん責任感じちゃうよね
「ち、違うよ」
「嘘つくな」
ドクッ
「…な、七瀬くん」
頬に触れる、温かい手…
「ごめん…ほんとに、ごめん」
「だ、大丈夫」
「俺のせいで、マジごめん」
その場にしゃがみこむ七瀬くんを見て、悲しくなった
「へ、平気だから!これぐらい、全然大丈夫!」
「…大丈夫なわけないじゃん」
「大丈夫だって!」
「保健室行こう」
ギュッ
「ちょ、七瀬くん!」
いきなり手を繋がられて、驚いてしまった
繋がれた手が、熱くてドキドキして、恥ずかしい