彼女は嘘に隠れている

キーンコーン


先生に頼まれた名簿作成や生徒に頼まれた日誌などを片づけていた水樹。

下校時刻の鐘と放送が校内に響いた。

「さて・・・」

腕時計を見て階段を下りて行く。

今日は思った以上に時間がかかったな。

靴箱で靴を履き自転車に乗ってマンションへと向かう。

水樹は、とあるマンションに一人暮らしである。

部活動生を横目で見ながらペダルを動かした。

 
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