彼女は嘘に隠れている
とある喫茶店。
バンッ!!
「ふざけんなよっ!!」
「まーまー落ち着いてみっちゃん」
だーれが落ち着いてられるか。
未成年なのに、お酒を片手に舞に愚痴る。
「ゆーとうせいは、便利屋じゃねぇ!!」
なに毎日毎日・・・。
「いい加減みっちゃんその性格やめたら?」
やめるのなら、やめたい。
でも、私には・・・。
―――『お願い・・・』
「まだ、駄目なの」
「そっか・・・」
舞が悲しい顔をしている。
舞に悲しい思いをさせたのは私。