彼女は嘘に隠れている
追加した、お酒。
「みっちゃんいいから、いいから」
はいっと新しいお酒を渡してくる舞。
「みっちゃん言ってね、私が出来る事なら手伝うから」
真っ直ぐな目で言ってくれる舞。
それが何よりも、嬉しかった。
「ありがとう」
私がこうやって居れるのも、
私が壊れないのも舞がいるからだろう。
「まだまだ飲むぞーっ!!」
「おーっ!!」
私は知らなかった。
私達を・・・。
後ろから私を見ている人がいる事を・・・。