ヴァイブ
「残念だね。
私と翼の仲を壊したかったんでしょ?」

…!?

気付いてる?

それよりも

「残念。」?

その台詞は、私が言うハズだった…


…っ…悔しい…


そう思うのも…琴子のハズだった。


「七海。もうないかもしれないけど、一応言っとく。
翼は、何度あんたに誘われてもあんたとはSexはしないよ。
翼は、私が好きだから。」

「ってか、私は元々、人の男には興味はない。
あんたがキライだから、泣きをみればいいと思ってあの男を誘っただけだ。
もう用はねぇよ。」

イライラを募らせながら、その場を離れる。


それからも、琴子はしつこいぐらいに

私に寄ってくる。


男探しの合コンに、琴子が同席をした事はない。


それでも、琴子は私が色んな男とヤッてる事は知ってる。

あの当時、私に関しての噂は絶えなかったから。

『やりまん』
『サセ子』
『軽い女』
『淫乱』
『Sex大好き女』

エンコーしてるって、完全な作り話も流れてたっけ。


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