ヴァイブ
「七海は、初Sexはどんな相手?」



―初Sex―


玲二…

14の時…


「教えない。」

そう言って、玲二の部屋へ行こうとすると

「七海…

俺…真帆を切った方がいいのかな…?」

響は真剣な目をしながら私に問う。

「アイツが俺の事を好きなのは知ってる。

そんなつもりはなくても、やっぱり俺は真帆を利用してるだけかもしれない。

俺は、真帆に恋愛感情は…生まれそうには…ないんだ。

前の彼女が…
今でも好きなんだ…」

泣きそうな目。

そんな事を急に言われても…

私は困るだけだ。


「ごめん。わからない。」

響から目を逸らして答えた。

「いや。ごめん。イキナリこんな事。
酔っ払いの戯言だと思って忘れて。」

響は立ち上がって、少しよろけてたと思ったら持ち直して、リビングから出て行った。


私も玲二の部屋に入って、ベットに横になる。


< 140 / 223 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop