ヴァイブ
…変な夢を見た。

あの頃の出来事。

最後は、壊れたテープの様に
キュルキュル音を立てながら
乱れる記憶。


…ダメ…


30分も歩いたら、小さな子供達がいっぱい遊んでる公園が目についた。

そこの木の影にあったベンチに腰を下ろす。


キャッキャッと楽しそうに笑いながら
すべり台、砂場、ブランコで遊んでる子供達。

その姿を少し離れた所で見守る母親達。
見守りながら、自分達の話しにも花を咲かせてるようだ。


その様子を頭の中からっぽにしながら眺めていた。


すると、3歳ぐらいの男の子と女の子が手を繋いで歩いてるのが視界に入る。

視界に入った途端、男の子は女の子のほっぺにキスをした。


えっ?
チューした。


女の子は、男の子を見て笑顔でお返しと言わんばかりにほっぺにキスをする。


また、チューした。

男の子は、嬉しかったのかまた…


おいおい…
最近の子供は、ませてんなぁ…

って、そんな事を言うのはおばさん入ってんな。

< 145 / 223 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop