ヴァイブ
「何、魚焼き機のせいにしてんだよ。」

「いやいや。壊れてんのかな?」

「昨日、私が焼いた時は大丈夫だったけど?」

「これ、俺の事が嫌いなのか?」

玲二は、魚焼き機を指差す。

「かもな。」

クスッて笑いながら、玲二の焼いた塩鮭の焦げてない部分を探して口に入れた。



…何か…

ヤバいかも…?

玲二とのやり取りが楽しい…



楽しいから…

この時間がずっと続けばいいな。

ーなんて乙女ちっくな事…考えちゃったじゃん。



玲二のバカヤロウ…


< 149 / 223 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop