ヴァイブ
「…っんで?何で動物園?」
「何か猿を見たくなったから。」
「何だその理由は…?」
「まぁ、いいじゃん。ホラ行くよ。」
玲二に手を引っ張られて、入場券を買ってから園の中へ。
動物園…なんて久しぶり。
小学生の頃に連れて来てもらった以来か…。
ふれあいコーナーでウサギを触って喜んで…
ウチでも飼いたいってダダこねて、
ミニウサギがウチに来たっけ。
でも、二年ぐらいで死んじゃったんだよな。
可愛がってたのに…
ウサギが死んでから、元気のない私に
母は私の大好きなマロンケーキを誕生日でもないのに特大サイズで作ってくれた。
それを少しだけ、ウサギのお墓に備えて
残りは一人で一気に完食して、母は呆れてた。
「分けて食べればいいのに。」
って。
でも、私が
「美味しいからうっかり食べちゃった。」
って言うと、優しく微笑んでくれた。
「何か猿を見たくなったから。」
「何だその理由は…?」
「まぁ、いいじゃん。ホラ行くよ。」
玲二に手を引っ張られて、入場券を買ってから園の中へ。
動物園…なんて久しぶり。
小学生の頃に連れて来てもらった以来か…。
ふれあいコーナーでウサギを触って喜んで…
ウチでも飼いたいってダダこねて、
ミニウサギがウチに来たっけ。
でも、二年ぐらいで死んじゃったんだよな。
可愛がってたのに…
ウサギが死んでから、元気のない私に
母は私の大好きなマロンケーキを誕生日でもないのに特大サイズで作ってくれた。
それを少しだけ、ウサギのお墓に備えて
残りは一人で一気に完食して、母は呆れてた。
「分けて食べればいいのに。」
って。
でも、私が
「美味しいからうっかり食べちゃった。」
って言うと、優しく微笑んでくれた。