ヴァイブ
「いや。なかなかいい名前だよ。ハイロ。」
「そう…かな…?
でも、めちゃ可愛かった。」
「七海の名前は?
何で七海?」
「七は縁起の良い数字だし、海みたいな大きな人になってほしいから七海ってつけたって聞いた事あるけど…。
小学生の頃に。」
「そうなんだ。
ってか、そういう話しをしてくれるのは進歩だな。」
「えっ?」
「少し前なら絶対にしてくれなさそうだから。」
そう言って立ち上がった玲二を見上げる。
…その通りだ。
こんな話し…
自分の事や昔の事。
話したのは琴子以来。
「嬉しいな。」
その優しい笑顔に
ドキンと鳴った心に気付く。
…あぁ…
こんな感じ…だったかな…
『好き』って
『恋』って
私は…きっと、『好き』なんだ。
玲二が。
琴子が言ってた
「Sexよりも気持ちよくなれる。」
って…
ちょうど、『今』かもしれない。
玲二に近寄れば近寄る程、あの時のなくした記憶が掘り起こされそうで
怖いのに…
もっと、近付きたい。と思った。
矛盾してる。
「そう…かな…?
でも、めちゃ可愛かった。」
「七海の名前は?
何で七海?」
「七は縁起の良い数字だし、海みたいな大きな人になってほしいから七海ってつけたって聞いた事あるけど…。
小学生の頃に。」
「そうなんだ。
ってか、そういう話しをしてくれるのは進歩だな。」
「えっ?」
「少し前なら絶対にしてくれなさそうだから。」
そう言って立ち上がった玲二を見上げる。
…その通りだ。
こんな話し…
自分の事や昔の事。
話したのは琴子以来。
「嬉しいな。」
その優しい笑顔に
ドキンと鳴った心に気付く。
…あぁ…
こんな感じ…だったかな…
『好き』って
『恋』って
私は…きっと、『好き』なんだ。
玲二が。
琴子が言ってた
「Sexよりも気持ちよくなれる。」
って…
ちょうど、『今』かもしれない。
玲二に近寄れば近寄る程、あの時のなくした記憶が掘り起こされそうで
怖いのに…
もっと、近付きたい。と思った。
矛盾してる。