ヴァイブ
「いい…よ…」

玲二の服をギュッと掴んで答えた。


エレベーターが玲二の家の階で止まって、
少しの距離を歩く。

その距離さえもどかしい程、
私は玲二とSexする事が嬉しかった。


前の様に快感を求めようとするSexじゃなくて

玲二とするSexを求めてた。


これってさ…

『愛のあるSex』

…なのかな?






玄関を開けると

「あれ?」

玲二が不思議そうな声を出す。

「なした?」

その声につられて、玲二が落としてる視線の先を見てみると、響の靴があった。

「もう帰って来たんだ。」

少し残念そうに言いながら玲二は靴を脱いだ。

響がいるって事は、Sex出来ない…よね。

前に、玲二とのSex見せてやる。とか言った事もあったけど…

あんなの言葉のアヤだし。


そう思いながら、
響の横にある女物のサンダルに気付く。

あれ?これって…?

…真帆のじゃ…?


そう思い出してたら

「…っあ…ん…ぁ…」

響の部屋から、淫らな声が聞こえた。


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