ヴァイブ
ぬくもり…

安心…

じゃあ、じゃあ…


私の『初めて』って…



―中2

「…っ…いたっ…!…痛いっ!太一…」

太一が私のナカに半ばムリヤリ入って来ようとする。

「ご…ごめ…
俺…初めてで…」

手慣れない手つきでもたもたと腰を進めようとする太一。

性欲と初めてのSexのハザマで変に焦っている様だ。


母が出て行ってから三日後。

私の部屋で太一とのSex。


こないだは、あんなに気持ち良かったのに

何でこんなに痛いの?

…太一が初めてだからか…。


「っ…いたっ…」


痛いのを必死で我慢してた。

その後も何回か太一とシタけれど…

気持ち良さは得られなかった…




…って事は…

私の『初めて』って

太一…なの…?



そう思うと、淡い初恋の純粋だった想いが

私の心を通り過ぎる。



「わからない…けど、
玲二に助けてもらったのは…事実だよな。」

視線を落としながら言う。


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